2007年11月14日水曜日

シーズン前点検

点検に行ってきました。クルマでなくヒザの。配偶者の入院先にヒザ専門外来があります。この機会を逃すわけにはいきません。転院日に予約してしまいました。

そして、昨日が点検日。

まずはXP撮ります。不安定感があるような気がすると伝えました。そして診察。靭帯はしっかりしていて、ぐらつきはないとの診断。XP像の所見は右ヒザは左に比べて間が1mm程度、狭い。また右には棘が見られる。つまり右ヒザの方が老化が進んでいることになります。
今日はなんとMRIが空いていた。(ラッキー!) 逃さずMRIも撮ります。日立製のAIRIS-II comfort。オープン型永久磁石MRIです。クライオがない分、静かなのでまた寝てしまいました。

撮影後、MRI像を見ながらの診断。右外側半月は無傷。右内側半月は部分切除しているので白く写る部分が多い、ごちゃごちゃした像。水平に割れているような像。十字靭帯はしっかり映っていて安心しました。
確定するには関節鏡だが、このまま様子を見て、ひどくなってからの再手術でもよいとの事。もちろん、ヒザでメシ食ってるわけじゃないから経過観察にします。

装具のことを相談すると、硬い装具は靭帯損傷の場合に用いるので半月板損傷の場合は用いない。スポーツ用品店のサポーターで十分との事でした。ほっ。

先生は昨年、半月板部分切除の執刀をしてくださった先生のスキー部(?)の先輩でありました。診察中に主に活動するスキー場をやはり聞かれましたがカルテにも記入されたのは初めてです。ずっとスキーを続けるのだから不具合が出たら、どちらの病院でもいいから来なさい。"スキーヤーは手厚く見ましょう"なんて言ってくださる。

ありがたいことです。

違和感の原因はヒザの老化と欠けてる半月いう感じなので、軟骨を無駄に減らさない生活を心がけ、腫れてきたりしたら天国注射(ヒアルロン酸Na)にすがろうと思います。OAにならないようにマメにメンテしようっと。

さて、MRIの機械ですが.... 前に撮った東芝製のEXCELART Vantageはトンネル型超伝導磁石式で磁力は1.5T。今回の日立製のAIRIS-II comfort は永久磁石で0.3T。5倍の磁力の差はMRI像の何に影響するのかわからない....と思い探してみると

MRIのすべて:MRIにおける永久磁石と超伝導磁石の比較によりますと

静磁場強度(画像のSNRに直結します)と時間的安定性(空間分解能に影響を与えます)に関しては,超伝導磁石が優れていることが分かります.
いっぽう,それ以外の項目,すなわち,開放性,移動可能性,サイズ,維持コストにおいては,永久磁石が優れています.
意外にも超伝導磁石の方が磁場は安定している。そのためにクリアな撮像が可能になるが運用コストは高い....ってことのようです。

0 件のコメント: